「常にいい気分でいる」ができないから困っているんだが?←わかる
以前より知名度が高まり、本屋でもネットでもすぐに”引き寄せの法則”の情報が手に入るようになりました。
私が10年前に知った経緯は、人生のドン底すぎて辛い時にしていたネットサーフィン。
確か2ちゃんねるまとめサイトで知ったような?気がします。
今思えばここで引き寄せの法則を知ったからこそ、
- ・田舎から都会で念願の一人暮らし
- ・やってみたかったハンドメイド活動
- ・東京→大阪→広島 へ好きな拠点に引っ越し
- ・超絶ネガティブから自分大好きに
という、10年で色々な経験をしました。
当時はまだスレッズどころかInstagramもあまり活発でなく、個人サイトはアフィリエイト目的のまとめサイト流用ばかりで、情報源はTwitterとFacebookが最前線の時代。
『意図したものが現実になる』という、あまりにも胡散臭い内容を調べるには不十分な環境だったため、図書館と本屋に通い、毎週1冊は引き寄せやスピリチュアル、宇宙に関する文献を読み漁りました。
内容として一貫しているのは
「意図したものが現実になる」
「常にいい気分でいる」
こんなところでしょうか。。
しかし引き寄せの法則を実際に利用している方(特に初心者)であればお察しかと思いますが
『いや それが分からんから調べとるんやけど!?』
ってなるんですよね、、、
私もよくわかっていません(笑)し、まだまだ模索中の身です。
ここでは私の忘備録として、今までの体験から得た経験をまとめておきたいと思います。
「常にいい気分でいる」は難しい
ズボラ・気分屋・基本ネガティブ人間の体験からまとめると、
常にいい気分でいる必要なんかない!!
です。
スピ系書籍で目次の一番初めにある前提条件を覆すことになりますが、いつでもいい気分でいるというのは大変に難しいことです。
というのも、人は人からによる影響を断ち切ることができないから。
どれだけ自分という個人を大事にしても、そこにポッと現れる他人からのエネルギーを阻むことはできません。
もちろん自愛や精神を高めている方にはできることなのかもしれませんが、これってできなくて当たり前です。
【人の悩みのほとんどは対人関係にある】という説もあるくらいですから、他人に全く影響を受けずに生活をし、しかも自分の望みを強く持ち続けるのは大変なこと。
例えば、難しい仕事が最高の形で終了した帰り道に祝杯だ!と訪れた飲食店。
店員さんの態度が悪く、注文した料理がいつまでも来ない。おまけに味も好みじゃない。
隣のテーブルのカップルは修羅場のようだし、外では暴走族がバイクの行進中。
こんな中でも「幸せだな〜」と思えるでしょうか。(私は無理です笑)
その場からすぐに離れたらいいとか、「今日の出来事は全て反面教師にして、いい体験だったと思おう」とか、「でも道端のお花がきれいだな♪」とか、気持ちを切り替えられる程立派な人間ではありません。
(そもそもそんなことができるなら引き寄せの法則に頼ったりしません。笑)
これらはすべて「私以外から」からの干渉のため防ぎ様がなく、「私」の認識を変えることでしか落ちどころを決定することができないのです。
「せっかくいい気分だったのに!」と思ってしまうのは当たり前のこと。
しかしここで「いけない!いい気分でなきゃ!」と考えてしまうけれでできない、でもそれじゃだめだ・・・という悪のスパイラルに陥ってしまっては、せっかくのいい気分が台無しです。
こういう時は「うっわ最悪。もーなんでみんな私の邪魔するの!?」としっかり感じて、しっっっっかりと嫌な気分を味わってから、再度気持ちを立て直した方が早いです。
嫌なことも人も、時間が経てば自然と忘れているものです。
「犬に噛まれたと思って」とは言いますが、お風呂に入ったり趣味に没頭したりして一度世界をリセット!しないと、中々立ち直れません。
「あぁ、今めちゃくちゃイヤな気分。ほんっとサイアク。まぁでも、家で飲み直して忘れよ。」
ぐらいに、「今の素直な気持ち」+「どうせ忘れるしな」をセットで用意しておきます。
ゴキゲンでいることは大切ですが、他人が私をゴキゲンにしてくれるかは分かりませんし、その可能性はとても低いです。
他人と関わることがある以上、「いつでもいい気分でいなきゃ!」という目標は早めに捨て去り、「イヤなこともあるだろうけどまぁイイカンジで過ごせたらいいや」ぐらいのゆる〜い感じを目指す方が気持ちに余裕ができて、結果的にいい気分で過ごしやすくなります。
大事なことは「自分を客観的に観察すること」
本当に、このご時世で「いつも明るくニコニコ!ハッピーを振りまいてみんなも幸せに!」なんて生き方をしていたら、エネルギーがどんどん奪われる一方です。
常にいい気分でいることは大事ですが、それは
「いい気分でいないと引き寄せできない!」
からではなく、
「そのほうが生きやすいから」
ぐらいの感覚で大丈夫です。
「〜〜でなければならない!」なんてちっちゃいことを宇宙は気にしません。笑
大事なことは、自分の気持ちにきちんと向き合うこと。
- 「なんでこの人は嫌味ばっかり言うんだろう。あ、今ちょっとイライラしてる。」
- 「あの人だけお菓子もらってズルい。・・・今、悲しいな。」
- 「行列に割り込みするとか常識なさすぎ。イラッとして当然だわ」
今、目の前の出来事に対してどう感じているか?
一呼吸おいて、客観的に状況を確認することができればそれでOK。
自分の感情に蓋をする必要はありません。
心のなかで思うだけならタダです。
(もちろん八つ当たりしたり自暴自棄になったりするのはダメです。)
私達はお釈迦様のように悟りを開きたいわけでも、愛で世界を包み込みたいわけでもありません。
自分と、自分の両手が届く範囲を快適に過ごすことができれば充分です。
そこから少しずつ範囲を広げていくことで、快適に過ごせる時間が増えていく。
まずはその積み重ねを練習として始めてみてください。